クロマニヨンズ

ザ・クロマニヨンズ ツアー PUNCH 2019-2020 (2020/02/19 千葉市民文化会館)

通算13枚目のオリジナルアルバム『PUNCH』を引っ提げての全58本に及ぶ全国ツアーのホールライブ初日。新作でヒロトが<アア ヤヨイ マヂカ リリィ>(リリィ)と歌う声が頭の中で再生されて、まさに今の季節にぴったりだと思いながら、会場に向かった。ライ…

東日本大震災とロック

記憶は音楽と共にあり、音楽は記憶を呼び起こす――何かを思い出すことは、その当時の音楽と自分自身を思い出すことでもある。 東日本大震災から8年が経つ。当時のことを思い出すとき、かつてこのブログに記した音楽にまつわる2つの体験が鮮明に蘇る。どちらに…

ザ・クロマニヨンズツアー レインボーサンダー2018-2019(2019/02/23 千葉市民会館)

とてもとても、本当に本当に、いいライブだった。新作『レインボーサンダー』は、そのタイトルが意味するように、CDで聞いた印象の何倍も曲調がカラフルだった。そしてソングライターとしてもプレイヤーとしても、それを誇示するというよりはバンドとして楽…

ザ・クロマニヨンズTOUR BINBOROLL 2016-2017(2017/04/02 千葉市民会館)

ヒロトとマーシー、そして彼らの音楽に対しては、もう尊敬と感謝しかない――というのが、心の底からの正直な気持ちだけれど、クロマニヨンズのライブを観ると、そんな気持ちすらどうでもよくなってしまう。そんな気持ちさえも超える「今・ここ」での感激や感…

ザ・クロマニヨンズ 『BIMBOROLL』

ザ・クロマニヨンズ10枚目のアルバム『BIMBORLL』。ブルースハープが鋭角的に突き刺さってくる“ペテン師ロック”で幕を開けて、一気に疾走する36分13秒。アルバムのリリースに合わせたさまざまな媒体でのインタビューでは、徹底して「何も考えていない」と創…

SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY 40YEARS×40LIVES FIRST DAY SPECIAL 2MAN ザ・クロマニヨンズ×ニューロティカ(2016/09/01 新宿ロフト)

「岡山っていうところあって、今もあると思うけど、岡山から上京してきて僕が憧れた東京は、六本木でも銀座でもなく、新宿ロフトでした」―-新宿ロフト40周年を記念するライブシリーズの初日。このMCはもちろん、そのライブ全体を通して、ヒロトの新宿ロフト…

ザ・クロマニヨンズTOUR JUNGLE 9 2015-2016(2016/04/20 中野サンプラザ)

去年の11月から始まった70本(!)に及ぶ全国ツアーの終盤。秋の終わりから冬をくぐり抜け、桜の季節さえも駆け抜けて、ツアー最後の東京でのライブ。 おそらくクロマニヨンズのライブで、今までで最も豪華なセットだった、ステージ上のジャングルを模した装飾…

ザ・クロマニヨンズTOUR JUNGLE 9 2015-2016(2015/11/10 赤坂BLITZ)

60本(!)に及ぶ前回のツアーが春に終わってから1年と空けずに、新作『JUNGLE9』を携えて始まった70本(!!)に及ぶ全国ツアーの東京公演初日。毎年クロマニヨンズの新しい歌が聞けて、何度もライブに行けるという幸せ。クロマニヨンズのライブ会場には、「幸せな…

ましまろ ほーぼーツアー2015(2015/09/27 東京キネマ倶楽部)

カヴァー曲を続けて演奏したライブの中盤、ボ・ガンボスの“魚ごっこ”の前にマーシーが語ったどんととの思い出がとても印象深かった。「ブルーハーツっていうバンド」で沖縄のイベントに出演した時、どんとと一緒に夕暮れの浜辺でギターを弾いて歌った思い出…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ・インフェルノ 2014-2015(2015/03/15 STUDIO COAST)

去年の10月から始まった60本に及ぶ全国ツアーのセミファイナル。ライブが始まる前から、会場全体にいつもとは違う熱気が漂っている。ライブ開始時刻直前になると、ステージ付近で将棋倒しが起こったような動きや声が聞こえてくる(危ない)。いつも通り一気…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ・インフェルノ 2014-2015(2015/02/07 千葉市民会館)

いいライブだった。クロマニヨンズのライブはいつもいいけれど、やっぱり今日もいいライブだった。そして、今日の「いい」はいつもよりももっといい、「いい」だったような気がする。ホールの後方の席からも、ヒロトがよく笑っているのが見えた。 去年の10月…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ・インフェルノ 2014-2015(2014/10/22 TSUTAYA O-EAST)

ライブ開始直後から終盤まで、何本ものミネラルォーターが観客の中から撒き散らかされた。ステージを照らす光を反射しながらキラキラと飛び散る水泡は、ロックンロールの興奮と感激を野蛮に美しく代弁していた。“ダイナマイトブルース”や“ウォルター一撃!”…

『GUMBO INFERNO』

アルバムのタイトルやジャケットの重厚な印象とは裏腹に、クロマニヨンズの新作『GUMBO INFERNO』は爽やかで切ない風が吹いているような、そんな感じがした。 それを象徴する、1曲目の“旅立ちはネアンデルタール”。 飽きたわけじゃない いやになったんじゃな…

DiverCity HOT ATTACK ザ・クロマニヨンズ/グループ魂(2014/04/22 Zepp DiverCity Tokyo)

なんと言っても、1曲目が“タリホー”。その後に“紙飛行機”、“ギリギリガガンガン”と続いたところでようやく、4月にリリースしたシングルコレクション『13PEBBELES』を意識したセットリストだと気づいた。これまでにのシングル13曲を全てほぼリリース順に演奏…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/10/27 TOKYO DOME CITY HALL)

ライブの中盤、“団地の子供”の前、タンバリンを手にして「これは夢に出てきた天使がくれた妖精の楽器、『うんこべちゃべちゃ』です」と嬉しそうに言うヒロト。前の『ACE ROCKER』のツアー頃からか、ヒロトのMCがどんどんくだらなくなっていて楽しい。ロック…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/10/10 千葉市民会館)

ライブの序盤でヒロトが「新しいアルバムからの曲は全部やります」と言った後で、「『新しい』て言ってもだいぶ経ってるけど(笑)」と笑っていたように、アルバムリリース直後の2月から始まったツアーはもう10月に。そして、毎回ソールドアウトしないことでお…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/06/06 SHIBUYA AX)

ヒロトは、ステージに登場して歌い始めた瞬間からステージを去るまで、ずっとキラキラして見えた。「ロックンロールの輝き」を反射し続けていた。グリセリーンクイーンの前のMCで、ヒロトは満面の笑顔を浮かべてこう言った。「こんな時間がずっと続けばいい…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/03/05 SHIBUYA O-EAST)

予想通り。新作『YETI vs CROMANON』の曲はライブで聞くと、より歌が迫ってきた。全力だけどしなやかで、激情だけど優しかった。痛恨の遅刻で熱気にむせかえる会場に入ったのは19時20分頃。3曲目が終わろうとしていた*1。その直後、CDの曲順通りに演奏された…

『YETI vs CROMAGNON』

ザ・クロマニヨンズの7枚目のアルバム『YETI vs CROMANON』。1曲目“突撃ロック”の冒頭で<永遠です/永遠です/永遠です/突撃ロック>と断言して、最後の“燃え上がる情熱”の終わりで<燃え上がる情熱で 命駆け抜ける>と締めくくる。前作『ACE ROCKER』、前々…

LIVE BURGER SPECIAL(ザ・クロマニヨンズ/THE BAWDIES/ドレスコーズ)(2012/09/05 Zepp Tokyo)

3バンドによるイベントで、クロマニヨンズは意外にも2番手(わわわ!)。ステージに登場したヒロトは髪がだいぶ伸びていて、珍しく黒い半袖シャツをボタン全開に。「前に出たドレスコーズがすごく早く終わったからあわてて準備したんだよ(笑)。俺らも早く終…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ACE ROCKER 2012(2012/05/31 千葉市民会館)

アンコールで演奏した新曲「突撃ロック」の歌詞そのもののようなライブだった。<永遠です/永遠です/永遠です/突撃ロック>というフレーズが、ライブ中のどの瞬間にもぴったりあてはまるような、そんなライブだった。クロマニヨンズの歌う「永遠」は終わ…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ACE ROCKER 2012(2012/02/16 SHIBUYA-AX)

新作『ACE ROCKER』が素晴らしく、待ちに待ったライブ。雪の舞う、まさに<凍りついた月が香る>(シャイニング)夜。 新作と同じく、ライブの1曲目は“他には何も”。 やらずにいられない 事があります やらずにいられない 事をやるだけなんだ ただ それだけ …

『ACE ROCKER』

とにかく歌が近い。特に中盤の“ナンバーワン野郎!”から“雷雨決行”に続く流れ*1。まるでライブアルバムを聴いているような気分になる。「今・ここ」の瞬間にすべてがあると思えるライブのあの感触が蘇る。アルバムがライブとほぼ同じ熱と速度で駆け抜けてい…

COUNTDOWN JAPAN 11/12(2011/12/29 幕張メッセ)

ザ・クロマニヨンズ クロマニヨンズはかっこよかった。いつもかっこいいけど、やっぱりかっこよかった。 1曲目の“ひらきっぱなし”で<はじめから 全開で>と歌ったことを証明するように、2曲目で“タリホー”(!)、3曲目“ギリギリガガンガン”(!!)という…

MUSIC ON! TV presents GG11 -10th Anniversary-(幕張メッセ 2011/09/24)

イベントでクロマニヨンズを見るのはおそらく5年ぶり。10曲のセットリストは最初の1曲を除いて他はすべてシングル曲。 ライブで初めて聞く最新シングルの“ナンバーワン野郎”。CDではその直球っぷりゆえにかえって少しちょっと物足りないと思ったことを申し訳…

ザ・クロマニヨンズ ツアー 2010-2011 ウンボボ月へ行く(2011/04/10 日比谷野外音楽堂)

2011年4月10日、日比谷野外音楽堂、ザ・クロマニヨンズ。この日のライブを、私はずっといつまでもはっきりと覚えていると思う。夕暮れが迫る会場いっぱいの歓声のなかメンバーが登場。ヒロトがステージ袖から転がるように駆け出してくる。第一声はもちろん「…

ザ・クロマニヨンズ ツアー 2010-2011 ウンボボ月へ行く(2010/12/7 SHIBUYA-AX)

開演前は星空だったステージに青白い地球が降りてきて、ウンボボが月に到着。 1曲目“オートバイと皮ジャンパーとカレー”から新作を曲順通りに駆け抜けていくバンドはまさに<はじめから 全開で 止まる気もなし>(ひらきっぱなし)。 ライブで鉄壁のリズム隊…

オートバイと皮ジャンパーとカレー

クロマニヨンズはあいかわらずだ。「ロックンロールがロックンロールについて考えすぎている」21世紀の片隅で、あきれるほどにあっけらかんとあいかわらずだ。“オートバイと皮ジャンパーとカレー”。もう、タイトルだけで笑ってしまう。「あぁ、マーシーだ」…

くま

3月に新木場STUDIO COASTでのクロマニヨンズのライブ。中盤で演奏された“くま”。1st『ザ・クロマニヨンズ』収録の隠れた名曲。 改めてその「名曲」ぶりを感じつつ、目の前でヒロトが歌ったこのフレーズにはっとする。 くまの自動販売機 真夜中でも ドングリ…

ザ・クロマニヨンズTOUR MONDO ROCCIA '09-'10(2010/02/09 千葉市民会館)

最前列。これまで生きてきたなかで一番の近さ。これで死んでも悔いはないと思える近さ。ツアータイトルのアルバム『MONDO ROCCIA』と同じく1曲目は“ジャングル・ジャミン”。 とてもとても近くで見るヒロトはやっぱり「ヒロト」で、マーシーは「マーシー」だ…