2012-01-01から1年間の記事一覧
毎年恒例となった12月28日の「YOSHII BUDOKAN」は、今年はFC会員限定の「YOSHII BEANS」。ステージを映す大型スクリーンはなかったけれど、客席のどこにいても吉井和哉の存在を身近に感じたのではないかと思えるような、ステージと客席の距離感の近いライブ…
とても感慨深いライブになった。 年末恒例の12月28日の「吉井武道館」でもなく新作アルバムを携えてたツアーでもない武道館でのライブは珍しいなと感じていた。正直、今このタイミングで武道館でライブをする必然性は何なのだろう、とも思っていた。 ライブ…
私にとって初めてホールで観るフラカンは、ふっきれてそうでありながら何かをひきずっていて、いつもと勝手が違うようでいながら堂々としいて、やっぱりいいバンドだなと思った。 1曲目の「はぐれ者賛歌」で、ばばばぁぁぁ〜んと音が鳴った瞬間のぬけ具合が…
3バンドによるイベントで、クロマニヨンズは意外にも2番手(わわわ!)。ステージに登場したヒロトは髪がだいぶ伸びていて、珍しく黒い半袖シャツをボタン全開に。「前に出たドレスコーズがすごく早く終わったからあわてて準備したんだよ(笑)。俺らも早く終…
ライブ前スタンド席から空を見ると、スタジアムの真上に灰色の厚い雲がかかっているけれど、その向こうの海の上の空は明るくて、なんとなく「吉井和哉らしい空」だなと思った。 ライブが始まってから雨が本格的に降り出して、降ったり止んだりしながら最後に…
フラワーカンパニーズ(アコースティック) フロアの左奥に設置されたインストアライブ(よりちっちゃいぐらい)のようなステージにメンバー4人が登場。リラックスした気負わないムードからの1曲目は“発熱の男”(!)。他の曲もそうだったように、アコースティ…
3年ぶりに観た劇団フライングステージのお芝居は、何重にももつれてからまった、ほどこうとするとかえってからまってしまう「家族」という糸の結び目が少しずつ緩んでいくようなお芝居だった。 物語は2011年4月から2012年4月の1年間。東北の由緒ある造り酒屋…
久しぶりに聞いた“中道商店街”や“愛について”も、初めて聞いた“弟の墓”や“手袋と外国コイン”も、アンコールで客席からのリクエストに応えて歌われた“6月の雨の夜、チルチルミチルは”も、歌われている風景はさまざまだけれど、どの歌も言葉のなかに風景が立ち…
アンコールで演奏した新曲「突撃ロック」の歌詞そのもののようなライブだった。<永遠です/永遠です/永遠です/突撃ロック>というフレーズが、ライブ中のどの瞬間にもぴったりあてはまるような、そんなライブだった。クロマニヨンズの歌う「永遠」は終わ…
12年ぶりのb-flowerの新曲。タイトルの率直さにほんの少しざわついていた心は、b-flowerらしい繊細なイントロに続いて現れた不機嫌な声に不意を突かれて動揺する。白いノートのページに青いインクの滲みが広がるように、聞き覚えのある透明な声が胸の奥に広…
20代(1980年代生まれ)から70代(1930年代生まれ)までの15人のミュージシャンが「ロックンロールとの出会い」を語った本。とにかく面白い。一気に読み終えた。 ミュージシャンが自分自身の聴き手としての音楽体験を語るという点では、渋谷陽一による対談集…
いいライブだった。 自分にとっての新作『TRIAL』の良さのひとつは、ギターにある。そのことがアルバムの曲順と同じ1曲目の“Revival”が始まった瞬間に十二分に証明される。いつにも増してPeeちゃんのギターが力強く感じる。そして、かっこいい。とにかく、セ…
武道館公演のDVD化としては2007年の「YOSHII BDOKAN 2007』以来4年ぶり。ライブDVDのリリースとしては,昨年前半の「FLOWERS&POWERLIGHT TOUR 2011」を収めた『LIVE APPLES』から約5ヶ月という短いインターバル。意外なようで納得がいく。このライブは「これ…
出張でフィリピンのマニラへ。空港に降り立つと気温30℃。乾季で湿度が低く1年で最も過ごしやすい季節だという。 街中で見かけた乗合バスの「ジプニー」。 世界遺産の聖アウグスティン教会。 西日を浴びるステンドグラスの美しさ。 中庭はウェディングパーテ…
新作『ACE ROCKER』が素晴らしく、待ちに待ったライブ。雪の舞う、まさに<凍りついた月が香る>(シャイニング)夜。 新作と同じく、ライブの1曲目は“他には何も”。 やらずにいられない 事があります やらずにいられない 事をやるだけなんだ ただ それだけ …
ピロウズの18thアルバム『トライアル』。 「チャレンジ」ではなく「トライアル」。その言葉の微妙なニュアンスが、今のピロウズの、山中さわおのモードを反映しているのだと思う。アルバムタイトルに呼応するように、収録曲の歌詞には<何度も>(Revial,Mi…
とにかく歌が近い。特に中盤の“ナンバーワン野郎!”から“雷雨決行”に続く流れ*1。まるでライブアルバムを聴いているような気分になる。「今・ここ」の瞬間にすべてがあると思えるライブのあの感触が蘇る。アルバムがライブとほぼ同じ熱と速度で駆け抜けてい…
ザ・クロマニヨンズ クロマニヨンズはかっこよかった。いつもかっこいいけど、やっぱりかっこよかった。 1曲目の“ひらきっぱなし”で<はじめから 全開で>と歌ったことを証明するように、2曲目で“タリホー”(!)、3曲目“ギリギリガガンガン”(!!)という…