徒然

『ロケットマン』

エルトン・ジョンの自伝的半生を描いた映画『ロケットマン』を観た。エルトン・ジョンの名曲の数々をミュージカル仕立てで織り込んだ華やかさとは裏腹に、見終わった後に何とも言えない切なさと静かな強さが心に芽生えてくるような、そんな映画だった。 1.…

朝焼けデトロイト

出張でアメリカのデトロイトへ。デトロイトの日の出は遅く、7時過ぎ。 郊外も都市部も、アメリカには「影」がないと思った。全てが白っぽい光に当てられ広がっていた。ふと、Fountain of Wayneの音楽を思い出した。 それは巨大なショッピングモールの明るさ…

病棟からの海

とある手術を受けるため、入院していました。 病棟の窓越しに見た海は、朝も昼も夕暮れもおだやかな表情で、そこにありました。 1日中ずっとパジャマとガウンで過ごしていると、自分が「落伍者」でもあり「特権階級」でもあるような、不思議な感覚にとらわれ…

大塚幸代さん

ライターの大塚幸代さんの突然の訃報を知り、驚きとともに、何とも言えない喪失感に捕えられている。 いつの頃からか雑誌やネットで、自分の好きなアーティストの記事で大塚さんの名前を見かけることが多くなっていた。同じ年の同じ2月生まれだったこともあ…

HELSINKI in blue.

出張でフィンランドに。滞在したヘルシンキの気温は零度。天気は曇り、晴れ、雪、雨と日毎に変わったけれど、街の風景は常に青かった。私にとってヘルシンキは「青い街」になった。いろんな「青」がそこにはあった。 街燈と共犯した群青。 夕暮れのペールブ…

「6月の雨の夜、チルチル・ミチルは」

梅雨入りしたのに、今年の6月はずっと雨が降らなかった。早く降ってほしいと思った。今日やっと雨が降って、少しほっとした。そして、この曲を、何度も何度も、くり返しくり返し聞いている。 6月の雨の夜、チルチル・ミチルは からの鳥かご下げて死の国へ旅…

マニラの花

出張でフィリピンのマニラへ。空港に降り立つと気温30℃。乾季で湿度が低く1年で最も過ごしやすい季節だという。 街中で見かけた乗合バスの「ジプニー」。 世界遺産の聖アウグスティン教会。 西日を浴びるステンドグラスの美しさ。 中庭はウェディングパーテ…

昼に眠る街、香港。

12月のカレンダーの真ん中を横切って香港へ。 曇り空の下、海と山にきゅっとはさまれたその街はちょっと眠たげだった。 地下道にあったマリアンヌ・フェイスフルのポスター。来年開催の「香港藝術節(Hong Kong Arts Festival)」に出演するという。 帰国し…

といぷー。

2年ぶりに北陸の山間の実家に帰る。 久しぶりの実家に到着すると、なんかもふもふした生き物が膝の上にのってくる。 !!! ご近所で飼われていたけれど、どうしても飼えなくなり(このままだと殺処分に・・・)ということで、昨年の秋にもらわれてきたとのこと…

まるい背中

職場でよく猫を見かける。正確には、よく会いに行く。猫がいる場所をいくつか知っていて、出勤の途中や休憩時間、「通りすがり」を装って会いに行く。 なかでも一番よく会いに行くとら猫は、建物の軒先にダンボールの家をもらっている。 中にはベッドがあっ…

『THE GROOVY 90'S』

90年代の日本のロック/ポップスのディスクガイド『THE GROOVY 90'S』。 私も寄稿させていただきました。RCサクセション、スピッツ、ハイロウズ、フィッシュマンズ、ピロウズなどについて執筆しました。 読んでいただけたら嬉しいです。THE GROOVY 90'S~90年…

パンダのこころ

年が明け間もなく、上海へ。 街のいたるところで「上海万博」のメインキャラクターがご挨拶(海のモチーフ)。 ホテルのカーテンを開けるとそこは「新世界」デパート。壁面にはサンタコスの万博キャラ。 夜になると、同じ窓の外はネオンの輝き。きらきら。 …