2013-01-01から1年間の記事一覧
このライブが発表された時は、なぜこのタイミングで、なぜこんなにキャパシティの大きい会場で、なぜ「YOSHII LOVINSON」と銘打ったライブなのだろう、と思った。ライブが始まる直前まで、そんな思いが心の隅っこにあった。 けれど、1st『AT THE BLACK HOLE…
ライブの中盤、“団地の子供”の前、タンバリンを手にして「これは夢に出てきた天使がくれた妖精の楽器、『うんこべちゃべちゃ』です」と嬉しそうに言うヒロト。前の『ACE ROCKER』のツアー頃からか、ヒロトのMCがどんどんくだらなくなっていて楽しい。ロック…
リクエスト大会は、観客が開演前に友部さんに歌ってほしい曲を紙に1曲書き、その紙が入った箱から友部さんがクジのように1枚ずつ引いて歌うという形式。私も開演前に1曲を書いた。長方形の紙を横長の向きにして書いて、紙を左右で二つに折りたたんで、バーカ…
ライブの序盤でヒロトが「新しいアルバムからの曲は全部やります」と言った後で、「『新しい』て言ってもだいぶ経ってるけど(笑)」と笑っていたように、アルバムリリース直後の2月から始まったツアーはもう10月に。そして、毎回ソールドアウトしないことでお…
公開初日に神戸の映画館で観た。劇中のライブ映像の激しさや華やかさとは裏腹に、しみじみとした静かな感動といつまでも胸の中に波紋を広げる切なさが残った。観て良かったと思った。1998年4月から1999年3月にかけて行われた113本に及ぶ「PUNCHD RUNKERD TOU…
それがいつだったかは覚えていないけれど、ふと、草野マサムネは死者に向かって歌っているのかもしれない、と感じたことがあった。『おるたな』収録のカヴァー曲“さよなら大好きな人”について、誰かが「まるで死んだ恋人に歌っているようだ」と言っているの…
このお芝居には、新宿2丁目に縁ある人物として夏目漱石が登場した。彼の代表作『こころ』には、こんな一節がある。「記憶してください。私はこんなふうにして生きてきたのです」。この言葉に応えるように、このお芝居は終始こんなふうに告げていた――「憶えて…
ヒロトは、ステージに登場して歌い始めた瞬間からステージを去るまで、ずっとキラキラして見えた。「ロックンロールの輝き」を反射し続けていた。グリセリーンクイーンの前のMCで、ヒロトは満面の笑顔を浮かべてこう言った。「こんな時間がずっと続けばいい…
梅雨入りしたのに、今年の6月はずっと雨が降らなかった。早く降ってほしいと思った。今日やっと雨が降って、少しほっとした。そして、この曲を、何度も何度も、くり返しくり返し聞いている。 6月の雨の夜、チルチル・ミチルは からの鳥かご下げて死の国へ旅…
b-flowerの八野英史、岡部亘と、細海魚から成るLivingstone Daisyの1stアルバム。「静かな、愛に満ちた音楽」だと思った。 タイトルとジャケットの写真が象徴するように、決して明るくはないけれど、夜明けを待つ間の静けさと、白々とした明るさの予感がアル…
スピッツ38枚目のシングル。四半世紀を超えるキャリアを経ても変わらず、というよりもむしろ、その長いキャリアのなかでも特にそのナイーブな感性がむき出しになったシングルだと思った。 1曲目の“さらさら”。 だから眠りにつくまで そばにいて欲しいだけさ …
とてもいいライブだった。改めてフラカンが好きになった。家を出る前にネットで見た天気予報では、最低気温6℃、最高気温9°(苦笑)。冬のコートを着て向かった雨上がりの日比谷公園はひんやりと澄んだ空気に包まれていた。寒かったけれど、その空気がこの日の…
劇団フライングステージのメールマガジンで羽矢瀬智之(はやせ ともゆき)さんが亡くなったことを知りました。34歳でした。突然のお別れは、こんなにもさびしく悲しいものなのかと思いました。私が初めて観た羽矢瀬さんのお芝居は、2000年7月の『Nude』でした…
府中で約1か月前に観たライブについて、私はこう書いたid:ay8b:20130304。「いいライブだった。『素晴らしいライブだった』と言い切っても惜しくないほど、いいライブだった」。それから約1か月が経ってもう一度ライブを観た今、こんなふうに書いたことを少…
予想通り。新作『YETI vs CROMANON』の曲はライブで聞くと、より歌が迫ってきた。全力だけどしなやかで、激情だけど優しかった。痛恨の遅刻で熱気にむせかえる会場に入ったのは19時20分頃。3曲目が終わろうとしていた*1。その直後、CDの曲順通りに演奏された…
いいライブだった。「素晴らしいライブだった」と言い切っても惜しくないほど、いいライブだった。リズムを強調したファンクっぽいアレンジの“トブヨウニ”で始まったライブ。その開放感と相俟ってステージの上の吉井和哉はとても「健やか」だった。ステージ…
ザ・クロマニヨンズの7枚目のアルバム『YETI vs CROMANON』。1曲目“突撃ロック”の冒頭で<永遠です/永遠です/永遠です/突撃ロック>と断言して、最後の“燃え上がる情熱”の終わりで<燃え上がる情熱で 命駆け抜ける>と締めくくる。前作『ACE ROCKER』、前々…
吉井和哉のソロアーティストとしての初めてのベストアルバム『18』を一言で表すとしたら、「感慨深い」という言葉になる。これまでにいろんなアーティストやバンドのベストアルバムを聞いていたけれど、こんなに「感慨深い」と感じるのは初めてのような気が…