DiverCity HOT ATTACK ザ・クロマニヨンズ/グループ魂(2014/04/22 Zepp DiverCity Tokyo)

なんと言っても、1曲目が“タリホー”。その後に“紙飛行機”、“ギリギリガガンガン”と続いたところでようやく、4月にリリースしたシングルコレクション『13PEBBELES』を意識したセットリストだと気づいた。これまでにのシングル13曲を全てほぼリリース順に演奏したセットリストは、「最強」としか言えない勢いと熱さだった。そして、セットリストの凄さを差し引いたとしても、これまでに私が観たクロマニヨンズのライブのなかでも2番目ぐらいにいいライブだった(1番目は2011年4月10日の日比谷野外音楽堂id:ay8b:20110412)。
「ロックンロールの完成形」であり「ロックンロールの原初形」でもあるようなヒロトのその姿は、一瞬も逃さずに目に焼き付けたいと思うと同時に目を閉じて感動を感じ切りたいと思うほどだった。

ライブの終盤、ヒロトは「初めましての人も、久しぶりの人も、末永くよろしく」と言った。シングルコレクション(4月)、カップリングコレクション(5月)、MVコレクション(6月)とリリースが続いて「2度あることは3度ある…」というファンの不安をさらっと払拭してくれたことも嬉しかった。

クロマニヨンズと同じ時代に生きて、そのロックンロールと自分の人生が垂直に交わっていると思ったら、自分はとても幸運でとても幸福だと思った。けれど、ただひとつだけ残念なことがある。それは、彼らのロックンロールがあまりに素晴らしく、そしてますますそうなりそうなために、それを形容する言葉を私はもう見つけられないような気がすることだ。でも、その予感が当たったとしても、あるいはその予感が当たってこそ、私は本当に幸運で幸福なロックファンということになるのかもしれない。

本当にいいライブだった。*1

ザ・クロマニヨンズセットリスト(2014/04/22)
タリホー
紙飛行機
ギリギリガガンガン

エイトビート
とがってる
グリセリン・クイーン
流線型
飛び乗れ!!ボニー!!
スピードとナイフ
オートバイと皮ジャンパーとカレー
ナンバーワン野郎!
雷雨決行
突撃ロック
燃えあがる情熱


−encore−
弾丸ロック
クロマニヨン・ストンプ

*1:グループ魂もとても良かった。ライブの翌日、頭の中に流れるのがクロマニヨンズではなくグループ魂の曲だったことがちょっと悔しくもありw“中村屋”のときの合いの手、「オートバイと皮ジャンパーとカレー屋」がツボw