出張でアメリカのデトロイトへ。
デトロイトの日の出は遅く、7時過ぎ。
郊外も都市部も、アメリカには「影」がないと思った。全てが白っぽい光に当てられ広がっていた。ふと、Fountain of Wayneの音楽を思い出した。
それは巨大なショッピングモールの明るさにも通じているように感じた。モールではイースターを前に、ウサギが出番を待っていた。
だから、影のあるものがひときわ美しく感じた。「美しさは影なのだ」と、アメリカで感じたことが意外でもあり、当然でもあるような気がした。
それと、アメリカには「花」が少ないとも思った。過去に行ったヘルシンキでもマニラでも、花が風景に溶け込んでいたからだろうか。「花を見つけた」と思ったら、造花(plstic flower)だったりして、それが印象的だった。
デトロイトと言えば「モータウン・レコード」「デトロイト・ロック・シティ」。デトロイト空港で見つけたモータウン本社「ヒッツヴィルUSA」のマグネットと、レコード盤などが胸に描かれたクマのマグネット、キーホルダーをお土産に帰国の途へ。
往きと帰りのフライト中、『ボヘミアン・ラプソディ』を3回見た。諍いがあってもそれさえどこか愛おしく感じるほど、「バンド」には魔法があると思った。今回の出張で私が最もよく聞いたのはジャクソン5でもKISSでもなく、QUEENだった。
- アーティスト: Fountains Of Wayne
- 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
- 発売日: 1999/04/22
- メディア: CD
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