フラワーカンパニーズ 20年だョ!ワンマン2デイズシリーズ〜被り曲なしの2日間〜(2010/01/30 千葉LOOK)

タイトル通り、セットリストに被り曲なしの2デイズライブの1日目。
メンバーいわく「昭和の匂いのする」「薄汚いけど最高」「音がいい」と褒められる千葉LOOK。とにかくステージが低いというか見えないw
そのおかげで圭介さんがライブ中ほぼ(8割方)柵に上って歌うこともあって、観客との一体感がすごい。

小さな巨人”で始まり、“赤点ブギ”とつながる冒頭の選曲、そして中盤の“センチメンタル・エンジン”“むき出しの赤い俺”と、重くうねる曲が多いセットリスト。アップテンポの曲が「フラカン節」だとすると、こちらは「フラカン臭」溢れる感じ。4人で出しているとは思えない音の厚み。

そんなか演奏された3月リリース予定の新曲“元少年の歌”。

大人だって泣くぜ
大人だってこわいぜ
大人だって寂しいぜ
大人だってはしゃぐぜ

“大人の子守唄”に通じる「大人になること」「歳を重ねる」ことの切なさとそれを噛み締めながら歩き続けることを歌った曲。“大人の子守唄”が一人ちょっとうつむき加減に歩きながら口ずさむ感じだとすれば、この曲はもう少し広い場所で顔を上げて歌っている、そんな少し開けた力強い感じがした。
サビを繰り返した後の最後のフレーズ――<大人だって子どもだったんだぜ>。圭介さんの歌詞の「落とし方」、歌の「着地」の見事さということを思う。

2日目を楽しみにしつつ(やはり「被り曲なし2デイズ」は何気にすごいと思う)家路に着くぜえたく♪*1

*1:客席前方の学ランの高校生に「曲わかる?」に続けて「MC大丈夫だった?」と気遣う竹安が、1日目のツボでしたw