Live

劇団フライングステージ 第40回公演『Friend, Friends 友達、友達』(2015/11/01 下北沢OFF・OFFシアター)

この『Firiend, Friends 友達、友達』には、これまで私が観てきた劇団フライングステージのお芝居には登場しなかった人達が何人も登場した。それは新鮮な驚きであるだけでなく、舞台の上に浮かび上がった彼らと彼らが相対する人達との対比が、2015年の日本に…

ましまろ ほーぼーツアー2015(2015/09/27 東京キネマ倶楽部)

カヴァー曲を続けて演奏したライブの中盤、ボ・ガンボスの“魚ごっこ”の前にマーシーが語ったどんととの思い出がとても印象深かった。「ブルーハーツっていうバンド」で沖縄のイベントに出演した時、どんとと一緒に夕暮れの浜辺でギターを弾いて歌った思い出…

YOSHII KAZUYA STARLIGHT TOUR 2015(東京国際フォーラム 2015/07/15)

梅雨明け間近の夏の陽射しが和らぎ始めた夕暮れに、人影まばらな灯りの消えたNHKホールの前に到着して、この日のライブ会場が東京国際フォーラムだったことに気づいた。この時すでに、開演時間の20分前。渋谷から有楽町へ向かうタクシーの窓から見た、柔らか…

YOSHII KAZUYA STARLIGHT TOUR 2015(NHKホール 2015/05/13)

5月の新緑が鮮やかな快晴の日。<愛が終わりのない青空に吸い込まれた>(クリア)のは、こんな青空だったのかもしれないと思うほどの。 5月2日から始まったツアー4本目にして、さらにパワーアップ、ヴァージョンアップした吉井和哉がいた。その確信はライブ…

YOSHII KAZUYA STARLIGHT TOUR 2015(松戸・森のホール21 2015/05/02)

ライブ終盤、「ありがとう、行ってきまーす」と、吉井和哉は清々しい笑顔で旅立ちを告げていた。セットリストが進むほどに声が伸びやかに、動きが軽やかになっていくその様子には、新作『STARLIGHT』とこの日から始まるツアーに対する確かな手ごたえと期待が…

フラワーカンパニーズ<25周年ツアー第四弾>フラワーカンパニーズワンマンツアー「Stayin' Alive」(2015/04/18 日比谷野外大音楽堂)

とてもいいライブだった。 「野音でフラカン」というだけでライブ当日の朝から顔がニヤけてしまう。しかも、お天気も良く*1朝起きてからずっと、気がつくとニヤニヤしている自分がいた。ライブが終わってから、むしろもっとニヤけていても良かったのだと思う…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ・インフェルノ 2014-2015(2015/03/15 STUDIO COAST)

去年の10月から始まった60本に及ぶ全国ツアーのセミファイナル。ライブが始まる前から、会場全体にいつもとは違う熱気が漂っている。ライブ開始時刻直前になると、ステージ付近で将棋倒しが起こったような動きや声が聞こえてくる(危ない)。いつも通り一気…

友部正人「バス停で待っている」(2015/03/07 南青山MANDARA)

とてもいいライブだった。友部さんのライブに対して「いい」「悪い」という形容詞は無粋に思えるけれど、率直に「いいライブだった」という幸せな余韻が残るライブだった。友部さん自身も調子の良さを感じていたようで、3、4曲目が終わったところで「久しぶ…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ・インフェルノ 2014-2015(2015/02/07 千葉市民会館)

いいライブだった。クロマニヨンズのライブはいつもいいけれど、やっぱり今日もいいライブだった。そして、今日の「いい」はいつもよりももっといい、「いい」だったような気がする。ホールの後方の席からも、ヒロトがよく笑っているのが見えた。 去年の10月…

YOSHII KAZUYA SUPER LIVE 2014〜此コガ原点!!〜(2014/12/28 日本武道館)

11月にリリースされたカヴァーアルバムのサブタイトル(「此レガ原点!!」)を1文字だけもじったサブタイトルを持つ、吉井和哉2年ぶりの武道館公演。それは映画に例えるならば、てっきり「スピンオフ(番外編)」だと思って観ていたら、実は新しく始まる本編の…

ザ・クロマニヨンズ TOUR ガンボ・インフェルノ 2014-2015(2014/10/22 TSUTAYA O-EAST)

ライブ開始直後から終盤まで、何本ものミネラルォーターが観客の中から撒き散らかされた。ステージを照らす光を反射しながらキラキラと飛び散る水泡は、ロックンロールの興奮と感激を野蛮に美しく代弁していた。“ダイナマイトブルース”や“ウォルター一撃!”…

友部正人リクエスト大会2014(2014/09/07 Star Pine's Cafe)

友部さんのリクエスト大会は、お客さんがライブ前に書いたリクエストの紙を箱から1枚ずつ引きながら歌う。昨年のリクエスト大会id:ay8b:20131027と同様に、幅広いセットリストになった。 第1部では、歌い終えてから「16歳の時にラジオでこの曲を聞いて、僕は…

劇団フライングステージ 第39回公演『PRESENT』(2014/07/20 下北沢OFFOFFシアター)

1.人生という「贈り物(PRESENT)」 人生で起こることはすべて、嬉しいことも悲しいことも自分への「贈り物(PRESENT)」だとしたら、生きるということは「受け取る」ということなのかもしれない。そして、「受け取る」ことは時に「贈る」ことよりも実は難しい…

SPTZ THE GREAT JAMBOREE 2014“FESTIVARENA”(2014/07/09 武道館)

スピッツが武道館によく似合っていたというよりも、武道館がスピッツによく似合っていた――そんなふうに感じたライブだった。スピッツというバンドの存在感、その不思議さと大きさを改めて感じたライブだった。客席の照明が落ち武道館の会場に観客が身に付け…

フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」(2014/07/04 LIQUIDROOM)

フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」のツアーファイナル。 結成25周年のアーティスト写真のスーツ姿で登場したメンバーは、スーツがよく似合っていた。背伸びしているわけでも、奇をてらっているわけでもなく、身の丈にあったさりげない貫禄があ…

三宅伸治Every Wednesday 2014 三宅伸治・友部正人(2014/06/11 MANDA-LA2)

吉祥寺には6月の雨が降っていた。 最初に三宅さんが登場して4曲ほど歌ってから友部さんが登場して、その後はずっと2人で一緒にそれぞれの曲を演奏。三宅さんと共作したアルバム『ロックンロール、やってます』からの曲を演奏した後で、「この曲はなんていう…

フラカン結成25周年ワンマンツアー「4人で100才」(2014/05/25 千葉LOOK)

いいライブだった。千葉LOOKのステージは低くて、圭介さんはほぼバストショット(台の上で歌った場合)、他のメンバーはほぼ鎖骨から上しか見えなかったけれど、でも、とてもいいライブだった。フラカンの歌には、生きることにつきまとう寂しさや侘しさ、どう…

DiverCity HOT ATTACK ザ・クロマニヨンズ/グループ魂(2014/04/22 Zepp DiverCity Tokyo)

なんと言っても、1曲目が“タリホー”。その後に“紙飛行機”、“ギリギリガガンガン”と続いたところでようやく、4月にリリースしたシングルコレクション『13PEBBELES』を意識したセットリストだと気づいた。これまでにのシングル13曲を全てほぼリリース順に演奏…

友部正人(2014/03/30 吉祥寺STAR PINE'S CAFE)

友部さんのライブに行くと、本を読む人を見ることができる。開場から開演までの間、文庫本や単行本を読む人の横顔や背中は静かだけれど、輪郭がはっきりとして見える。世の中には「質の良い孤独」というものがあるのだとわかる。 友部さんの歌は「質の良い孤…

The Rolling Stones 「14 ON FIRE JAPAN TOUR」(2014/03/06 東京ドーム)

丸ノ内線後楽園駅のホームを降りた瞬間に、わくわくしてきた。黒っぽい冬の服を着た人たちも皆そんなふうに見えた。みんなそわそわと心躍らせていた。ローリング・ストーンズは人を無邪気にさせる。何といってもミック・ジャガーのステージング。圧巻だった…

SPITZ JAMBOREE TOUR 2013-2014“小さな生き物”(2014/1/30 NHKホール)

会場に入って、奥行の深いNHKホールのステージに『小さな生き物』のジャケットのグライダーを髣髴とさせる大きなセットが浮かんでいるのを見て、「ホールらしい」と思った。そして、スピッツホールで観るのは久しぶりだと思った。同時に、それはスピッツのワ…

10th Anniversary YOSHII LOVINSON SUPER LIVE(2013/12/07 さいたまスーパーアリーナ)

このライブが発表された時は、なぜこのタイミングで、なぜこんなにキャパシティの大きい会場で、なぜ「YOSHII LOVINSON」と銘打ったライブなのだろう、と思った。ライブが始まる直前まで、そんな思いが心の隅っこにあった。 けれど、1st『AT THE BLACK HOLE…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/10/27 TOKYO DOME CITY HALL)

ライブの中盤、“団地の子供”の前、タンバリンを手にして「これは夢に出てきた天使がくれた妖精の楽器、『うんこべちゃべちゃ』です」と嬉しそうに言うヒロト。前の『ACE ROCKER』のツアー頃からか、ヒロトのMCがどんどんくだらなくなっていて楽しい。ロック…

友部正人リクエスト大会2013 (2013/10/20 STAR PINE'S CAFE)

リクエスト大会は、観客が開演前に友部さんに歌ってほしい曲を紙に1曲書き、その紙が入った箱から友部さんがクジのように1枚ずつ引いて歌うという形式。私も開演前に1曲を書いた。長方形の紙を横長の向きにして書いて、紙を左右で二つに折りたたんで、バーカ…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/10/10 千葉市民会館)

ライブの序盤でヒロトが「新しいアルバムからの曲は全部やります」と言った後で、「『新しい』て言ってもだいぶ経ってるけど(笑)」と笑っていたように、アルバムリリース直後の2月から始まったツアーはもう10月に。そして、毎回ソールドアウトしないことでお…

劇団フライングステージ 第38回公演『OUR TOWN わが町 新宿2丁目』(2013/09/06 下北沢 OFFOFFシアター)

このお芝居には、新宿2丁目に縁ある人物として夏目漱石が登場した。彼の代表作『こころ』には、こんな一節がある。「記憶してください。私はこんなふうにして生きてきたのです」。この言葉に応えるように、このお芝居は終始こんなふうに告げていた――「憶えて…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/06/06 SHIBUYA AX)

ヒロトは、ステージに登場して歌い始めた瞬間からステージを去るまで、ずっとキラキラして見えた。「ロックンロールの輝き」を反射し続けていた。グリセリーンクイーンの前のMCで、ヒロトは満面の笑顔を浮かべてこう言った。「こんな時間がずっと続けばいい…

フラワーカンパニーズワンマンツアー“ハッピーエンド2012-2013”(2013/04/21 日比谷野外音楽堂)

とてもいいライブだった。改めてフラカンが好きになった。家を出る前にネットで見た天気予報では、最低気温6℃、最高気温9°(苦笑)。冬のコートを着て向かった雨上がりの日比谷公園はひんやりと澄んだ空気に包まれていた。寒かったけれど、その空気がこの日の…

TOUR 2013 GOOD BY YOSHII KAZUYA(2013/03/23 ホクト文化ホール)

府中で約1か月前に観たライブについて、私はこう書いたid:ay8b:20130304。「いいライブだった。『素晴らしいライブだった』と言い切っても惜しくないほど、いいライブだった」。それから約1か月が経ってもう一度ライブを観た今、こんなふうに書いたことを少…

ザ・クロマニヨンズツアー2013 イエティ 対 クロマニヨン(2013/03/05 SHIBUYA O-EAST)

予想通り。新作『YETI vs CROMANON』の曲はライブで聞くと、より歌が迫ってきた。全力だけどしなやかで、激情だけど優しかった。痛恨の遅刻で熱気にむせかえる会場に入ったのは19時20分頃。3曲目が終わろうとしていた*1。その直後、CDの曲順通りに演奏された…